ゲット・アウト Get Out 映画感想
ゲット・アウト Get Out 映画感想
★★★☆☆
2017年製作 104分 アメリカ G
※この先、少し映画の内容に触れています。
普段から、映画はオールジャンルなんでも観ますが
実はジャンルとしてはサスペンスが一番好きです。
とにかく人が怖い・・・
そして衝撃の展開という面で、この作品は素晴らしかったです。
アフリカ系アメリカ人のクリスは、彼女のローズの実家に招待されます。
自分が黒人であることを受け入れられるかどうか不安なクリスですが、
そんな不安とは裏腹にローズの家族からは歓迎を受けます。
ですが、クリスが喫煙していることをよく思わない両親。
夜中にタバコを吸いに外に出たクリスに
ローズの母は待ち構えていたかのように、催眠術で禁煙治療をします。
なんとびっくりするほどかかってしまいます。
初めて訪れた彼女の家で、催眠術は怖すぎる・・・
そんな中、クリスはあることに違和感を覚えます。
使用人達が自分と同じ黒人であるということ。
ローズの父親は「親の介護のために雇ったが、親が死んだあとも解雇する気にはなれないので」と説明しますが、
使用人達の奇妙な行動を目にするようになります。
ローズはクリスの味方になり寄り添いますが、違和感は消えません。
次々とおかしなことが起こります。
疑心暗鬼になり、ローズに帰ろうと言うクリスでしたが・・・
ここからの展開が本当に衝撃。
こういう感じ、すごくハラハラして面白かったです。
至る所に物語の鍵となる要素が散りばめられていて、
だんだん理解していく感じが最高でした。
お化けが出てくるホラー映画より、
人の怖さがにじみ出るサスペンス映画の方が好き。
じわじわ追い詰められる怖さですね。
監督は元々コメディアンだった方で、この作品が初監督作品だそうです。
本当に初監督なの?!と驚くほどのクオリティ・・・