パラサイト 半地下の家族 기생충 映画感想
パラサイト 半地下の家族 기생충 映画感想
★★★★☆
2019年製作 132分 韓国 PG12
※この先、少し映画の内容に触れています。
昨年、世界的に大ヒットしましたよね。
ポン・ジュノ監督といえば、
パラサイトにおいてはアジア映画界に革命を起こしたのではないでしょうか。
半地下に住んでいるこの4人家族は、みんな失業中で生きるのも精一杯な状態。
そんなとき、息子のギウは友人からある提案をされます。
自分が留学に行く間、今教えている女子高生のダヘに家庭教師をしてほしいと。
ちなみに友人役はパク・ソジュンです。特別出演!!
自分にできるのかとためらいますが、引きうけます。
それもそのはず・・・
ダヘは高級住宅街の豪邸に住んでいたのです。
給料も高額。
母親はギウの授業を見て気に入り、快く採用します。
するとギウは、ダヘの弟ダソンの美術の先生にいい人がいると
自分の姉ギジョンを推薦します。
もちろん姉ということは隠して。
ギウはこの時点で、大学の証明書などを偽造しているのですが
なんでも信じやすい母親はすぐにギジョンのことも気に入ります。
ここからどんどんエスカレートしていく半地下の家族。
このお金持ち一家の
運転手、家政婦を次々追い出し、父と母までも雇われます。
まさにタイトルにあるように寄生です。
この作品には”計画”という言葉が度々出てくるのですが、
じゃあこの計画はここからどうなるのか?
この作品は大体2時間ぐらいですが、
正直最初の1時間は比較的スリル感はなく、ゆっくり過ぎていきます。
そこから突然ジェットコースター並みの怒涛の展開。
突然展開が一転するシーンがあるのですが、
映画館で最初観たときの周りの異様な空気が忘れられません。(笑)
このまま寄生して終わるのか?
はたまたばれてしまうのか?
先が読めないのでいろいろ考えるのですが、いい意味で裏切られます。
ネタバレになるので言えませんが、
ある人の演技にわたしは拍手を送りたいのです。
気味の悪さがやばい。本当にやばい。
アカデミー賞を受賞した瞬間の感動ったらそれはすごかったなあ
アジア映画も世界に認められるんだと純粋にうれしかったです。
韓国映画は特にクオリティが群を抜いているし、
納得の結果です。