アリスのままで STILL ALICE 映画感想
アリスのままで STILL ALICE 映画感想
★★★★☆
2014年製作 101分 アメリカ
※この先、少し映画の内容に触れています。
この作品は何年か前に一度観たきりでしたが、
私の映画人生史上(?)とても記憶に残っている作品でした。
今まではNetflixやamazonプライムだけでしたが、先日とうとうU-NEXTにも加入・・・
観たい映画達をマイリストにぶち込んでいた時、久しぶりに発見してもう一度観てみました。
なんといってもジュリアン・ムーアの演技が素晴らしいです。
言語学者であったアリスが50歳という若さで若年性アルツハイマーを患い、
病と闘いながらもじわじわと進行していき、
かつての自分ではなくなっていく様子が描かれています。
ポイント
・家族性であり、もし家族が遺伝子を持っていた場合発症が100%
・早期発症だと進行も速い。アリスのように教育程度が高いとより速い
家族に打ち明け事実を受け止め闘う彼女でしたが、
日々病は進行していき、記憶をはぎとられていきます。
スピーチをするシーン、観た方はわかると思うのですが・・・
本当に胸をうたれました。感動。これしか言えません
I am not suffering. I am struggling.
(私は苦しんでいません。闘っているのです。)
映画冒頭のアリスと終盤のアリスは同じ人とは到底思えないほど変わっていて、
ジュリアン・ムーアの演技力は本当に圧巻でした。
彼女はこの作品でアカデミー賞の主演女優賞を受賞しています。
悲しい題材なのですが、描写がシンプルというか雰囲気が重すぎないというか
すごくよかった。
個人的には、リディア以外がリディアに任せっきりな気もしましたが
周りの立場になるとああなるのかなとも思います・・・
観たあと少し考えさせられるような作品はいいですよね。
最近でいうと「ムーンライト」「LION」はよかったなぁ。