V.I.P. 修羅の獣たち 브이아이피 映画感想
V.I.P. 修羅の獣たち 브이아이피 映画感想
★★★☆☆
2017年製作 128分 韓国 R15+
※この先、少し映画の内容に触れています。
観ている最中におもわず「え?!」と驚く作品はたくさんありますが、
これは特に驚きました。
え、そこでそうなるんだ・・・!と。
わたしはどんでん返しや予想を覆されるような展開がある映画がとても好きです。
この作品は、ある事件を軸に物語がすすんでいきます。
まず、4人の主要人物が登場します。
①女性だけを狙った連続殺人事件の容疑者
②その容疑者を捕まえようとする警察
③隠ぺいし、保護しようとする国家情報院
④恨みをはらすために復讐しようとする工作員
容疑者以外の3人はそれぞれ別の目的ですが、全員が容疑者を追っています。
なぜ、警察以外からも追われているのか?
それは容疑者が北朝鮮から亡命したエリート高官の息子だから。
その亡命は国家情報院とCIAがさせた、というわけです・・・
容疑者役のイ・ジョンソクの、狂気に満ち溢れた演技!
本当にすごすぎて嫌悪感でいっぱいになります。うまいです。
警察は、そんな容疑者を保護しようとする国家情報院にじゃまをされ苦戦します。
そこに突然現れた北朝鮮からの工作員の協力を得て、なんとか逮捕までこぎつけますが・・・
気づいたら最初から最後まで本当に集中して観てました。
終盤30分、展開に驚きすぎて放心状態・・・
あなたは誰が彼を捕まえると思いますか?
国家情報院役のチャン・ドンゴン、素敵すぎます。
韓国映画の奥の深さが大好きでたくさん観てきたのですが、
俳優さんたちの演技が本当にすごいです。